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静岡の朝はおでんから [食べ物]

静岡市に用事があってきました。静岡といえば桜えびのかき揚げですね〜。このサクサク感はたまらないです。飲むのは緑茶割り。カテキンな爽やかさ(?)があります。割るお茶もいろいろあって、違うのを頼んだら確かに風味が違いました。さすがは茶どころ静岡! もつカレーも静岡というか清水ならでは。うま辛い感じと噛み応えが庶民の幸せを増大させます。

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駿府城のまわりにいくと 桜が満開です。北海道的なかっこうをしていると、暑いです。花粉も飛んでる感じ…。静岡で食べたかったのは静岡おでんです。夜はすぐお店が閉まっちゃうというので、ならば朝はと調べてみると、あるぢゃないですか!朝からやっているお店。「おにぎりのまるしま」です。駅近くの裏通りを歩いていくと看板が見えました。

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生活道路に面しておにぎりのガラスケース。その脇の入り口から入ると、土間みたいな空間があります。その奥は小上がり状になった生活空間で、半分開いた障子戸の向こうで、このうちの子がわらわらしています。土間空間のは、おでん台がビルトインされた卓とその周りに丸椅子が並べてあります。おでん台のつゆの中には串に刺さったおでん種。座っているのは旅行者と思われるご夫婦に、地元のおぢさんです。
作法がわからないので若女将に聞いてみると、「お好きなものを食べたいだけ食べてください」と席を勧めてくれました。串をつまんで引き上げて食べて、あとで串の数で清算する仕組みなんですね。回転寿し的清算方法の元祖みたいなものですね。
横にお邪魔しま〜すと丸椅子に腰掛け、まずは牛スジ、こんにゃく、なるとをお皿に。すると横の男性旅行者が、これをどうぞ、と備え付けの魚粉の箱を渡してくれました。魚粉をパラパラっとかけると香ばしさと旨味が増して…うまいです! そのころ別途注文していたトリおにぎりと昆布おにぎりがやってきます。
おでん鍋は濃いつゆが入っているので、モノによっては、つゆ面上にでている串しか見えません。これが、ある種の射幸心を煽ります。静岡といえば黒はんぺんです。これかな?とあげると、角揚げだったり、昆布だったりします。一旦掴み上げると、人情としては戻しづらいのでパクッといただきます。美味しいです。なんだか当たるまでくじを引いちゃう面白さがあるんです。

そのうち馴染みと目されるおじいちゃんが杖をつきながら付き添いのおばさんとともに現れ、別の机に着席。女将と世間話をしながら、何を食べるか、吟味していきます。おじいちゃんはジャガイモが好みです。おばさんがジャガイモふたつ、昆布ふたつと小皿に盛っている間に、おじいちゃんはサーブされたトリおにぎりを箸でつつく。うーん、これが静岡(駅前)の朝なのですね。
おばさんが次のタネをと選んだ串の付近が黒はんぺんであることを発見!さっそく黒はんぺんにゆで玉子にと…。思いを果たしてお勘定をお願いすると、780円。内訳は、おでんひと串60円が10本、おにぎり90円2個なのでした。


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