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ヒグマの特別展が始まりました [お勧め]

ヒグマの保護管理で日本の最先端の取り組みを続けている斜里町の知床博物館で、ヒグマに関する特別展が始まっています。なかなか現地に行けないのですが、3月1日から興味深い講演が続くのでご紹介します。

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豊平川のサケについてのフォーラムがあります [お勧め]

来年2017年1月29日(日)に豊平川のサケについてのフォーラムが札幌市の北海道大学であります。豊平川にのぼってくる野生のサケをもっと増やそうと活動している札幌ワイルドサーモンプロジェクトの主催です。
https://www.sapporo-wild-salmon-project.com

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プロジェクトが2016年に行った稚魚の調査やバスツアーについての報告、札幌開発建設部札幌河川事務所が豊平川で行ったサケに配慮した工事についての報告があります。


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北見の美味しいものを新千歳空港で [お勧め]

新千歳空港で北見の洋菓子屋さんティンカーベルのチーズベイクとオホーツクベイクを発見しました。ちょっと東京に用事で、お土産にゼリーでも買おうかなぁとプラプラしていたところ、このブースにぶつかりました。

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ティンカーベルは北見の夕陽ヶ丘通にあるお店で、地元の素材を大事に美味しいケーキを作っているのです。2年前の2014年5月に渋谷の東急をプラプラしていたら、デパ地下に期間限定で出店しているところに、たまたま出くわして嬉しくなりました。今回も空港内ではここ限定ということで、偶然の出会いに感謝感激です。お土産は、当然、オホーツクベイクに変更しました。


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北海道オリジナルのハーブな絨毯 [お勧め]

北海道オリジナルの商品「ハーブな絨毯」を見に北広島へ。インターチェンジを降りたところにあるアウトレットの横の道を山の方にずんずん進み、山菜採りで駐車している車をよけながらしばらく行くと、黒田ハーブ農園があります。

そしてこちらが「ハーブな絨毯」です。

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縦30cm横180cmにハーブが密生させてあります。これをハーブを育てたい空間の地面を平らにして、ペタッとおいて置くと、ハーブな空間ができるというわけです。ハーブ園の黒田さんは、石を積んでネットをかけて土を盛り、そこに「絨毯」を貼り付けることで「ハーブベット」を作っていました。ハーブに直接こしかけて、背中をベッドにピタッとつけると、体がハーブの香りに包まれるというわけです。これかなり癒されます。
面白いのは、くるくると巻き取れることです。

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持ち運びと施工が容易になります。
黒田さんによると、この「絨毯」を持ってイベントに行って1日立ち仕事をするときは、靴を脱いで「絨毯」の上に立つと、疲れが取れて「いいですよ〜」とのこと。この「絨毯」でハーブ好きの人たちがググッと増えそうです。


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豊平川の野生サケテーマのフォーラム [お勧め]

豊平川の野生サケをもっと増やそうという「札幌ワイルドサーモンプロジェクト」が、お披露目のシンポジウムを開いたのが2014の11月でした。それから1年、その名もずばり「豊平川の野生サケ」と題したフォーラムが2016年1月30日、札幌エルプラザで開かれることになりました。

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野生サケを大事にするという考え方は、生物多様性の観点からだけでなく、さけます増殖の観点からも注目を集めているようです。
小学生たちのサケ学習のポスター展示と、市民がサケの映像を撮影して投稿する「みんなでサケさがそ」のさけます映像の発表もあります。


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ヤマメの展示が面白い 北の大地の水族館 [お勧め]

北見市留辺蘂町の北の大地の水族館(山の水族館)に行ってきました。山の水族館といえば、イトウの展示で知られています。リニューアルしてから、はじめての訪問です。ウッディな外観です。

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入り口にあるのが滝壺水槽です。川の魚にとって、流れがあることは大事です。アメマスやオショロコマが上流に向かって泳いでいます。

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興味深かったのが、川底に当たる部分です。オショロコマがペアになって何かしていました。産卵行動のようです。



イトウはイトウで迫力があったのではありますが、面白かったのはヤマメの水槽です。20分おきに、水位が上がったり下がったりします。水位が下がっていくと、彼らは流路を遡って上流へ向かうというのです。じっと待つこと20分、水位が上がって、下がっていくと…。

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これはすごい! タイマーで水の流量をコントロールするだけ(もっと色々計算したり、準備していると思います)でヤマメのこんな行動を展示できるとは。考えた人はすばらしいです。



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きょうは選挙だね [お勧め]

きょう4月12日は北海道知事選挙と札幌市長選挙と北海道議会議員選挙と札幌市議会議員選挙ですね
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清里町でイトウを知るフォーラムがあります [お勧め]

イトウについて知りたい!という方にご案内です。道東の清里町でフォーラムがあります。

北海道イトウ保護フォーラム2014in清里 〜野生イトウの生きる川〜

[日時] 2014年11月15日(土)15:00-18:00
[場所] 清里町生涯学習総合センタープラネット'97小ホール
[主催] Friends of Shari River 斜里川を考える会
[共催] イトウ保護連絡協議会
[後援] 清里町・斜里町
[申込] 不要
[参加費] 無料
[プログラム]
1.開会ごあいさつ
2.講演 川ごとに異なる北海道のイトウをどう保護するか~個体数とDNAの違いから考える (講師:江戸謙顕氏)
3.報告 各河川の現状と取り組み
 ・Friends of Shari River 斜里川を考える会
 ・釧路自然保護協会
 ・道東のイトウを守る会
 ・尻別川の未来を考えるオビラメの会
 ・ソラプチ・イトウの会
 ・朱鞠内湖淡水漁業協同組合
4.情報提供 北海道環境生活部生物多様性保全課から
5.パネルディスカッション イトウをどうしますか?
6.閉会

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2006年に斜里町で開かれたフォーラム


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2月の斜里川

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札幌市街地を眺めながらコーヒーをいただく [お勧め]

札幌市内でのぼるのに手軽な山と言えば三角山。琴似山とも呼ばれて、地域のシンボルになっています。山頂まですぐに行けると聞いて、先週、行ってきました。山道は夏から秋へ装いを変える最中。さわやかです。この後、冷え込んだので、今ではもっと紅葉が進んでいるのでしょうねぇ。

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この道、エゾリスが目前を通過したりします。来るべきに冬に備えて、毛皮がモコモコになっているように見えました。
山頂からは市街地が一望できます。あとで知ったことですが、この三角山、1911年に北大の学生たちが馬そり屋さんでスキーをつくって滑ったとのこと。これが三角山のスキーの歴史の始まりで、1917年に北大スキー部がジャンプ台を作り、これが札幌で最初のジャンプ台なのだそうです(札幌振興公社作成の大倉山展望台のHPより)。そのジャンプ台、どこにあったのでしょうか。

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展望を眺めながら、コーヒーを入れます。風がなくて、コーヒー日和。

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おいしゅうございました。

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スカイツリーのたもとでメイドイン墨田を手に入れる [お勧め]

いついってもでっかい東京スカイツリー。いまだ登ったことはありません。でもそのたもとにこそ、おもしろい場所があります。

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職人の町でもある墨田区で作られた製品を展示販売するところ、産業観光プラザ「すみだまち処」です。

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前から気になっていたのが、石宏製作所のハサミです。医療用ハサミを作っている工場さんです。6,264円の糸切りばさみがタイイングにいいんじゃないかと。「刃同士が吸い付くような切れ味」らしいです。

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もうひとつ、世界に通じそうなのがこの傘、ベジタブレラです。たたんだ状態はまさにレタス。開くとグラディエーションが野菜です。このしわしわの感じの傘を作れる職人さんは限られるそうです。

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段ボールのアイデア製品も売ってます。墨田にしかない製品、魅力的です。

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ほどほどハッピーライフ こうしたらできた!の本 [お勧め]

2012年10月に伊藤洋志さんの書いた「ナリワイをつくる」について書きました。今回は「フルサトをつくる」です。「都会なのか田舎なのかどっちかにしろ」、という不毛な選択をやめて、各地に拠点がある多拠点居住でいいじゃないの?という率直な投げかけです。

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ちょっと前に読んだ里山資本主義とも共通するテーマです。
里山・・では、マネー資本主義に頼り切ると危ないので、マネーを介さない経済も加えたらイイよねと、その具体的な方法論をススメていました。
フルサト・・・は、地方で使われていないタネを探し出せば、いろいろ展開できていいんじゃないの?平場の個人でもできそうですよ、という提案です。
どちらも、競争に勝つことを前提にしないシアワセ、「非バトル系」が目指すところですね。
願わくば、このニッチが政策的に埋められないことを願います。
“報われるのは投資できる人”なのに、“痛みはみんなで分かち合う”世の中に、なりきっちゃう前に(もうなっているかな)、ほどほどの力でフルサトを作れるといいなぁ。
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床屋さんの至福 [お勧め]

このところずっと、カット専門の格安店で髪毛を切ってもらっていました。でも眉毛とかは整えてはくれないので、久しぶりに床屋さんに行ってみました。
結論からいうと、いい! 3600円の価値あり! やっぱり職人さんにやってもらうのはいいんですね。
バリカン→ハサミ→カミソリ→シャンプー→マッサージと、進んでいくにつれて、職人さんの技術って大事だなと実感しました。
安いのも、それはそれで良いのですが、より付加価値のあるサービスを、きちんと対価を支払っていただくこと、忘れちゃいけないなぁ。
「安ければいい」だけでは、失われてしまうことがたくさんありそうです。

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カーゴバイクまたまた発見 [お勧め]

カーゴバイクをまたまた発見。某酒屋さんの前に止めてありました。Xtracycleですね。これなら重たい酒瓶もらくらく持ち帰れそうです。

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残念ながらわたしの自転車にはものを積めず、買ったもの(1.25Lの水☓6本+α)を全部ザックに背負って帰ったら肩がこりました。
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なんとなく良いんじゃないかと思っていたことを説明してもらう一冊 [お勧め]

藻谷浩介&NHK広島取材班の「里山資本主義」。一気に読めます。胸がすっとします。なぜなら、日本に住んでいて、なんとなく気に入らなかったこと、なんとなく気に入っていたことを説明してもらえたからです。

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里山からエネルギーを得ること、地域で個人が「価値を感じて」生きること。すでに実践している地域があることに勇気をもらえます。
『里山資本主義は、マネー資本主義の生む歪を補うサブシステムとして、そして非常時にはマネー資本主義に代わって表に立つバックアップシステムとして、日本とそして世界の脆弱性を保管し、人類の生きる道を示していく』。その通りだと思います。腑に落ちました。
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画期的!なクルマ [お勧め]

ダイハツが着せ替え可能な軽自動車を開発したとのことです。これ、エンジンも電気モーターとどちらか選べるようにしたら、なお良さそう。注目ですね。


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霊峰富士に初詣 [お勧め]

初詣というと、世のあらゆる神社仏閣は老若男女でごったがえします。でもそんな人混みに紛れ込めない人にとって、かっこうの初詣先にいってきました。それは・・・。

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富士山です! といっても国立競技場のすぐ近くにある富士塚=千駄ヶ谷富士です。東京23区内には江戸時代を中心に作られた富士塚が70基以上ある(もっと江東のお富士さんを楽しむためのガイドブック:中川番所資料館)そうです。
山頂にはほこらがあって、なぜかゴールドポイントカードがお備えされていました。お賽銭を入れてこの一年の願いをたくさん・・・。

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向こうに見えるのは、NTTドコモのタワー。なんだか、富士に祈っているのか、タワーに祈っているのか不思議な光景です。
世界遺産パワーでいいことありますように。
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バンブーロッド教書 いい本です [お勧め]

フライの雑誌社が渾身の力を込めて(と思う)世に出した「バンブーロッド教書」は、面白すぎて、一気に読み終わってしまいました。

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バンブーロッドとは何か、どう作るのか、どう面白いのか、今日本ではどうなっているのか、米日のエキスパートたちが俯瞰し、ほじくる本です。
とはいえ、お高くとまっているわけではなく、日々バンブーロッドを使ったり、作ったりしている者にとっては「そうなんじゃないかなぁ」と思っていたことがらをはっきりさせてくれる本です。
ロッドテーパーについて語った章では「フライロッドとは梃子である」そして「フライロッドはバネである」。そうそう。梃子になったり、バネになったり、そうだよねぇ〜。
これまで39本のロッドを作り、そのほとんどがテストロッドで、3本しか売ったことがないビルダーを訪問した下り。「仕上げが重要なのではない。大事な点は、自分の時間を使ってロジャーが何か新しい、今までとは違う試みにチャレンジすることだ。とにかく彼は何でも実験する」。マスプロダクションの手法ではできない何かとは、そういうことだよねぇ〜。

竹の国の釣り人としては、帯の裏側に書いてある“現代はバンブーロッドの黄金期である”に納得の一冊でした。
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待っていた本が届きました [お勧め]

ポストに入っていました。過日、フライの雑誌社から発送されたという書籍の包みです。ということは待っていたあれに違いありません。

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そうでした、バンブーロッド教書。帯には、「竹の国の釣り人たちへ バンブーロッドを知る。バンブーロッドで釣る。」とあります。

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おもしろそう、さっそく・・・。
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徳島県に「ちょうどいい」町があるらしい [お勧め]

どうやって見つけたのか思い出せませんが、この「生き心地の良い町」(講談社:岡檀著)おもしろいです。この前、(株)貧困大国アメリカを読んで「日本の未来は暗いのぉ」と思っていた中、希望が持てる読後感です。

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この生き心地の良い町とは、ランナーに人気の「海部川風流(ふる)マラソン」ゆかりの徳島県海部町です。今は合併して海陽町の一部になってます。
海部川風流マラソンのことは午後11時20分からやっているスポーツニュースで知りました。地元の人たちが町をあげて、精一杯のおもてなしをランナーにしてくれる大会です。折り返し地点で、近くの畳屋さんのおじいちゃんが、参加者名簿を片手に「大阪からきた田中さん、がんばれ〜!」という具合にピンポイントで声援をくれたり、中学校の書道部のメンバーが達筆のポスターを掲げて最後の後押しをしてくれたり、ゴールのあと伊勢エビの汁でほっとできたりするんです。世知がない現代で、そんな素朴なおもてなしを面白がってやっている町ってどんなとこ?
実はこの海部町、自殺率が極めて低い地域だったんです!自殺率が低いと言うことは、生きづらくない=生き心地が良い町なわけですね。
筆者が4年をかけて調べたその理由は、どれもポンと膝を叩きたくなる事柄です。ここの住民の「処世術」は希望かもしれません。たとえば・・・

いろんな人がいた方が良い
・・・同一であることを求めない となりが募金したからと言って自分がそう思わなければしない
 人は違うことが当たり前 リーダーも家柄などではなく、人物本位で選ぶ

他人に興味津々 でもそのまま受け入れる
・・・3000人のコミュニティなのですぐに情報は伝わるけれど、良い意味すぐ飽きて受け入れちゃう

「病は市に出せ」
・・・トラブルは大きくなる前に周囲と共有してしまう

これらをすべて裏返してみると、今の日本のコミュニティ(学校から国会まで)を息苦しくしている事柄そのものです。
ちなみに「幸福度」についても調べたそうです。「不幸」と感じている人の割合が少ないのは相応として、意外なのは「幸福」と感じている人も少ないそうです。「ほどほど」=ちょうど良いと感じている人の割合が多いそうです。すごいぞ海部町!
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ささやかな釣り人でいられるために注意しなければならないこと [お勧め]

ラジオすっぴんの新書ナビでも紹介していた「(株)貧困大国アメリカ」堤未果著を読んでみました。なぜ金融ビックバンなのか、なぜTPPなのか、なぜ新しい働き方なのか、なぜ成果主義なのか。為政者たちの数々のスローガンの本当の狙いはここだったのか、と腑に落ちました。

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「働いた人が報われる」っていうスローガンは、「投資した人が報われる」だし、「民間でできることは民間で」は、「納税者のお金を投資家へ」だとよくわかりました。
抵抗する方法はどこにあるのか・・・。そこそこ世の中のために働いて、ささやかに釣って生きることは可能なのか。ヒントは少しだけ紹介されています。あとは考えなきゃならんということですね。
なぜ、世界がこんなに不穏なのか、知るための一冊かと。

ちなみに麻生さんは、4月にアメリカで「日本国中の水道を民営化する」と発言していたそうです。
→ http://iwj.co.jp/wj/open/archives/95944
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「原発はやめられる」備忘録 [お勧め]

北海道のジャーナリスト小坂洋右さんの「原発はやめられる」(寿郎社)で忘れてはいけない下りをいくつか記録します。

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▼『ジャック・アタリ氏が行っているのは原発を建てたいのであれば民主主義国家でなくてはならない (中略) そうでなくては原発を正当化することはできない。というのも、これだけ大きなリスクを負わせるのならば、国民が納得していなければならない』

・・・ドイツの脱原発を決めた「倫理委員会」のメンバーでシュツットガルト大学レン教授のことば。そもそも原発をどうするかは「倫理」の問題なのですね。

▼会社がつぶれれば補償する主体がいなくなるため東京電力をつぶさず、損失を国や他の電力会社、最終的には納税者である一般家庭や一般企業に負わせる形で救済することを決めた。これは「損失は社会に支払わせる」ことに他ならず、「こういったシステム(の会社)はリスク管理に失敗する」。

・・・リーマン・ショックと福島第一原発事故の共通点にモラル崩壊があるという下り。<損失は社会に、利益は私有化>では誰もリスク管理しないです。

▼特に問題なのは、長期間にわたって住めなくなった住宅の賠償である。原発事故前の時価や固定資産税評価額を基礎に割り出すため、先祖代々、大事に長く住み続けた人ほど額が低く、新たな土地を買って家を建てることなどとても考えられないほどの定額しか賠償金を得られないのである。

・・・移住もできず、除染もすすまず、被災地が「無間地獄」に陥っている現状は、旧ソ連と比べても見劣りする事故後の対応と指摘。

▼立命館大学の大島堅一教授は、原発を15年かけてやめるとすれば、国全体で年平均約2兆6400億円の費用が浮くという試算をしている。原発再稼働にかかる費用だけでなく、再処理のコストや立地自治体への交付金なども減るためだ。

・・・再生可能エネルギーの技術を開発して輸出することこそ、「技術立国」ですよね。原発売るより絶対イケてると思う。

このほかにドイツで、どうやって再生可能エネルギーを普及させているのか、勉強になりました。日本が本当の民主主義国家になるのかどうか、原発問題の行方が「証明する」ことになりそうです。
まさに、表紙にある

▼「経済成長」の奴隷になるのか。より人間らしく生きるのか。

です。

次はこっちも読んでみよう。

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原発はやめられる 出版 [お勧め]

小坂洋右さんの「ルポ 原発はやめられる」が出版されました。小坂さんは現在、北海道新聞の論説委員で、これまでもドキュメンタリーや史実を発掘した著作で定評があります。今回は、チェルノブイリ事故で深刻な放射能汚染を被ったベラルーシ、原発に頼らない社会に変わろうとするドイツ、そして福島と、足かけ12年の取材をまとめたリポートです。今回も、新聞記者、フィールドワーカーならではのフットワークに注目です。

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帯にある <「経済成長」の奴隷になるのか。より人間らしく生きるのか。> の問いかけを忘れてはいけないです。 寿郎社 1700円+税
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地域ならではの音楽 ぐっときます [お勧め]

お気に入りCDを2つ。「あまちゃん」のずっと前から世に出ていた音楽であります。

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「がんばるけん」と「路面電車に乗れば」です。広島出身の石井杏奈さんがうたっています。歌詞には広島ことばがふんだんに使われています。「はぶてんでがんばるけん」「曇ってる窓ガラスをぬぐったら」・・・。手触り感というか、おとなり感といいますか。理由はよくわかりませんが、ぐっときますよ。
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イロイロ違いがあることの価値を見つける [お勧め]

日本全国どこに行っても、同じコンビニやスーパーや安売り服屋や居酒屋があります。郊外の幹線道路脇や駅前で、そんな判で押したような風景に出会った時、なんとなく残念な気分になる人は、少なくないと思います。そんな方にお勧めなのが、渋谷のヒカリエ8階にあるギャラリー d47 MUSEUMでやっている“47GIFT2013お中元”です。

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各都道府県47個のテーブルがあって、お中元にふさわしい、各都道府県の地域産物を集めて展示しています。これをそのまま注文することもできます。
山形は、「ミルクケーキ」に「オランダせんべい」・・・。元県民の自分も合点です。

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群馬はうどん食べ比べ。「ひもかわ」に「おきりこみ」、ふむふむ。

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1カ所に、これだけ並べることが大事です。チェーン企業に席巻されていない、47都道府県のそれぞれの個性に、勇気をもらえます。この展示を考えた人はすごいです。
ちなみに香川のテーブルはうどんではなくて、「オリーブ」と「ふしめんパスタ」でした。うどん県のうどんではあたりまえですモンね。手練れのキュレーターが関わっているようです。

展示は9月29日まで。
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イカール星人グッズがとどきました [お勧め]

冷涼な北海道から帰ってみると、この荷物が届いていました。イカール星人からのオクリモノです。

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世のゆるキャラブームとは一線をかくすイカール星人の活躍(そもそも同列なのか?)。YouTubeで話題の「イカール星人と函館観光戦士たちの戦いぶり」を(って知らない人はまったくわからない)身近に感じられるTシャツが届きました。

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愛媛の一平くんといい、熊本のくまモンといい、キャラクターが一人歩きを始めると、物語が無限に広がります。
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都内でカーゴバイクを発見! [お勧め]

いつか、表参道でみかけたユーティリティ自転車、KONA社のUTEについて、書いたことがありました。あの時は写真を取り忘れて、その文字だけの記事を見つけ出して読んでくれた方たちをさぞかしがっかりさせたのではないかと思っていました。同時に、こうしたカーゴバイクに、自分同様の関心を持っている人は意外に多いとも思っていました。そんなおり、都内で再びカーゴバイクを発見! 今回は、ばっちり写真を撮っちゃいました。

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メーカー名がまったくどこにも表示されていないので、車名の割り出しにちょっと手間取りましたが、Xtracycle社のRadish、という結論に達しました。このRadish、UTEに比べると、おとなしめのデザインです。Webページによると、さまざまなオプションが用意されています。今回、見かけたのは、子供を乗せても安全なように、フレームのオプションをとりつけたもの、のようです。

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さらに、Webページをさぐると、なんと、Xtracycle社は、普通の自転車をカーゴバイクに改造するキットも売っていました。そのFreeRadicalというキットを使えば、うちのクロスバイクもあっという間にロングテールバイクに変身、車がなくても、がんがん荷物が運べるようになっちゃうようです。
こんなFreeRadicalな発想、原発ムラの呪縛から逃れられない日本にこそ、必要ですね、きっと。
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これはすごい! [お勧め]

「愛ト自由ト統一トニ依ル平和ヲ旨トスベシ」。なんとステキな響き。地域の憲法として、よりどころにしていたなんて。しかも明治時代ですか・・・。
いまより、精神が上等な人たちがいたんですね。某メーカーのCMじゃないけど、権力(経済・株価)より愛だね。


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ミツウマ 春のお勧めとは? [お勧め]

去年の秋、小樽の長くつ製造老舗・ミツウマの専門ショップが札幌駅前にできたことを書かせて頂きました。その記事が、このブログで一番アクセスの多いコンテンツになっています。となれば、お礼かたがたお店に行かねばと、ミツウマに行ってきました。

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この看板は変わらず。3頭のお馬さんが、いつもながらキュートです。店内は前回きた時と違って春用の商品に入れ替わっていました。お店の方に、春のお勧めはどれか教えてもらいました。それが、このガーデニング用ブーツ。普通の長靴より丈が短いです。がらがしゃれています。ソールは土がつきづらいパターンを採用したとのこと。

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タイプが2種類あって、ひとつは伝統のミツウママークつき(ベールノースNo.5)です。

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もう一つは、中敷に工夫がしてあって、かかとが高くなるようにしたそうです(ベールノースNo.1)。これによって、ソールにより土がつきづらくなっているそうです。

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ちなみにお値段はどちらも3150円でした。ひとつ購入しました。
ところでミツウマといえば、日本ハムの栗山監督が履いていた“栗山モデル"が新聞などでも報じられました。栗山監督、来店してました。

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どこに行ってもサービス精神いっぱいですね!さすがです。
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「マルタ伐採」への誘い [お勧め]

多摩川の春の風物詩、マルタ釣りの本が出ました。その名も多摩川森林組合。ハードカバーのしっかりとした装丁です。「マルタ伐採」の経験の浅いわたくしにとっては、大変勉強になります。そうでない方も、マルタ釣りのディープな世界をご堪能いただける一冊です。

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多摩川のマルタ釣りだけで一冊本ができてしまうとは…スバラシイ。
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ソレル 品薄? [お勧め]

ゴムがひび割れて穴が開いてしまった愛用のソレルは、国内の販売元のコロンビアで見てもらいました。コロンビアは渋谷の高層ビルの9F、わざわざエレベーターで9Fから玄関まで降りてきてくれた担当者は「だいぶ古いモデルですねぇ」と懐かしそうにしていましたが、結論は「このゴムの部分は修理できないんですよ」とのことでした。残念。
そこで、新しいソレルを調達してきました。

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購入したのは神保町のICI石井スポーツ。いくつかある店舗のうち登山用品専門店ではサイズなし。ちょっとなれなれしい店員さん(失礼!)が、ひとランクお高いモデルを薦めてくれましたが、丁重にお断りしました。ほかの店舗にないの?と聞くと、「スキーの店舗ならあるかも」と確認してくれるふうもなく、ぼんやり教えてくれました。
おかげさまで隣の石井のスキー店で9サイズの在庫を発見。こちらの店員さんはさわやかな接客上手、「この冬は冷え込みが続いているので普段履きで買う人が多かった」そうです。人気だったんだこの冬。このサイズでは、色もオリーブブラウンのしか残っていませんでした。嫌いな色じゃないけどね。
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